NHKドラマ10大奥シーズン1が2023年3月14日に最終回を迎えました。
続編となる大奥シーズン2として、医療編・幕末編の制作が決定していますが、医療編のカギとなるキャスト、蘭方医の青沼役が誰になるのか、気になりますよね。
NHKドラマ10大奥シーズン2の青沼役は誰なのかや、キャストの経歴や演技力についてもご紹介します。
大奥の青沼役は誰?
NHKドラマ10大奥で青沼役を演じるのは、村雨辰剛(むらさめたつまさ)さんです。
NHKの筋肉体操や、趣味の園芸のナビゲーターとして活躍している庭師さんで、最近では色んな番組に出演しているので、見たことあるよ、という人も多いのではないでしょうか。
自身のYouTubeチャンネルで、NHKドラマ10大奥への出演が決定したことを公開しています。
日本人っぽい名前なのに、外国人なのでは???と疑問に思った人もいるかもしれません。
実は、村雨辰剛(むらさめたつまさ)さん、帰化して日本国籍を取得されているんです。
大奥の青沼のキャストの経歴は?
大奥で青沼役を演じるキャスト村雨辰剛さんのプロフィールがこちら。
名前 | 村雨辰剛 |
読み方 | むらさめたつまさ |
生年月日 | 1988年7月25日 |
年齢 | 34歳 |
干支 | 辰年 |
帰化した年 | 2015年 |
帰化前の名前 | ヤコブ・セバスティアン・ビヨーク (Jakob Sebastian Björk) |
帰化前の国籍 | スウェーデン |
出身地 | スウェーデン エルケルユンガ |
中学生の頃のあだ名 | 日本人 |
趣味 | 盆栽・生け花 |
日課 | 筋トレ |
好きな言葉 | 不退転 |
中学生の頃のあだ名が「日本人」とは、周囲も驚くほどの日本好きな少年だったのが目に浮かびますね^^
来日した経緯
小さな頃から伝統文化に興味があった村雨さん。いつか自分の国とは全然違った環境に行ってみたいという憧れを持っていたそうです。
そんな中、中学校の世界史の授業を通じて日本に興味を持ち、調べるうちに日本の独特な文化に惹かれたそうです。
15歳から日本語の勉強をはじめた村雨さんでしたが、最初は日本語の勉強がかなり大変だったとか。
というのも、住んでいたマルメの街の本屋さんには日本語の辞書もなく、日本語を勉強をしようにも資料が何もない、という状況だったのです。
ネット上にアップされている日本の映画やテレビ番組を観たり、ネット上で知り合った日本人にYahoo!チャットで日本語を教わり勉強に励んだそうです。
英日辞典も駆使して、スウェーデン語⇔英語⇔日本語と勉強を重ねていくうち、Yahoo!チャットが縁で友人となった日本人宅に3か月ホームステイすることになりました。16歳の時のことです。
日本語を勉強し始めてわずか1年で、日本へホームステイにやって来るとは、すごい行動力ですね!
そして、逗子と横須賀で3か月ホームステイした村雨さんは、鎌倉の神社仏閣をめぐり、すっかり日本文化の虜となり、日本に住むことを決意することとなります。
さらに、ホームステイ先のお宅が、純和風建築の日本家屋でお庭つき、毎朝お仏壇の前でお経を唱える、という環境だったことも影響しているようです。
来日後から今まで
スウェーデン空軍パイロットをしていたお父さんの影響で、陸軍のレンジャー部隊にも興味があった村雨さん。
スウェーデン陸軍レンジャー部隊の入隊試験に合格していましたが入隊を辞退し、高等学校卒業後に19歳で単身日本へ移住してきます。
来日後は通訳や語学講師の仕事で生計をたて、2011年の東日本大震災後に一度スウェーデンへ帰国しますが、21歳の時に再来日します。
そして、英語・スウェーデン語教師の仕事をしていましたが、日本の文化に携わる仕事がしたいと庭師へ転職したんです。
もともと日本の徒弟制度に興味を持ち、憧れていたそうですよ。
日本の伝統的な仕事に就きたかった理由は、
「歴史的建造物など古い日本文化の中にいると居心地が良かった」
「わび」「さび」といった日本独自の美意識。古いモノや自然に価値を見出してる所。
村雨辰剛の和暮らし より
名古屋市の山本庭苑でアルバイトをした後、愛知県西尾市の加藤造園で本格的に弟子入りして庭師の修行をスタートさせます。
来日して結婚もされたそうですが、お相手の方とは庭師の修業期間中に離婚を経験され、修業期間中は公私ともに濃い期間を過ごしたと、過去のインタビューで語っていました。
今では独立し個人事業主として、庭師の仕事をされています。
本も出版されていて「見たことある!」という人もいるのではないでしょうか。
庭師として働く村雨さんを一躍、時の人にしたのは、NHKの筋肉体操でしょう。
筋肉体操で話題になった俳優の武田真治さんとともに、資生堂アネッサのCMにも出演していましたよね^^
今では俳優やモデルのお仕事もする、マルチに働く庭師さんです。
日本名の由来は?
2015年に26歳で日本に帰化し、日本国籍を取得した村雨さん。
帰化するにあたって名前を決めなければいけませんが、苗字の「村雨」は、庭師として修行していた加藤造園親方の父親(作家の村雨退二郎さん)のお名前からいただいたそうです。
そして、名前の「辰」は、干支が辰年だから、「剛」は加藤造園の親方のお名前の字からいただいてつけた名だと村雨さん自身が明かしています。
こうして「村雨辰剛(むらさめたつまさ)」さんのお名前が生まれたんですね。
凛々しいお名前で、とても素敵なお名前ですよね^^
ドラマ出演作品
大奥シーズン2で青沼役を演じる村雨辰剛さんの過去の出演作がこちら。
- 「二つの祖国」アメリカ人技術者 役
- 「ルパンの娘」ウィリアム 役(写真のみ)
- 「庶務行員 多加賀主水が許さない4」村雨辰剛(本人役) 役
- 「カムカムエヴリバディ」ロバート・ローズウッド 役
- 「わげもん〜長崎通訳異聞〜」ヤンセン 役
- 「オールドルーキー」 第2話エドワード・コナーズ 役
- 「最高のオバハン中島ハルコ2」ロバート・ヤング 役
朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で上白石萌音さん演じる安子と結婚する米国将校のロバート役で覚えている人も多いのではないでしょうか。
大奥の青沼役のキャストの演技力は?
本職は庭師の村雨辰剛(むらさめたつまさ)さん。
大奥シーズン2ではキーキャラの一人の青沼を演じますが、かなりの演技力を求められると思いますが、村雨さんの演技力について気になる人も多いのではないでしょうか。
朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」に出演した際のアメリカ将校・ロバート役では、その演技力を評価する声がけっこうありましたよね。
ロバート氏の中の人、演技経験はそんなにないはずだけど鍛えられた体でスーツ姿かっこいいし笑顔さわやかだし、大健闘だよねえ。 #カムカム
— くのぼんmikazuki (@kunobon) December 16, 2021
村雨さんのたたずまいも、高評価の声が上がっています。
#カムカムエヴリバディ
— LetItGo💙💛 (@LetItGo78137235) January 4, 2022
ロバートに演技経験が殆どない #村雨辰剛 さんをキャスティングしたのが凄い。北欧系の端正なルックスに加え、芝居の素人だからこそ生身の男臭さを感じさせない(男らしさの美学や欠陥を演技力で煮詰めた #村上虹郎 勇と対照的な)「白馬の王子様の具現化」に成功した。#カムカム
本職は庭師で演技経験はそれほどない中で、演技力を評価するコメントが次々と出てくるので、大奥シーズン2の青沼役の演技も期待できますね!
ロバート「慌てると上手く、ハナセマセン」私「めっちゃ上手い」日本語話せるの隠し切れなくて草(演技もめっちゃ上手い) #カムカム
— けい (@msgkei) December 9, 2021
まとめ
NHKドラマ10大奥シーズン2に登場する青沼役は誰か、キャストの経歴や演技力についてのまとめがこちら。
- NHKドラマ10大奥シーズン2で青沼役を演じるのは、庭師の村雨辰剛(むらさめたつまさ)さん。
- 村雨辰剛さんの出身はスウェーデン。16歳で初来日、19歳で日本に移住し、26歳で帰化して日本国籍を取得。
- 日本名の由来は、庭師修行をした親方のお名前や、自分の干支などから名前を考えた。
- NHK朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」やTBS「オールドルーキー」などに俳優として出演経験あり。
- 演技経験は少ないが、出演作での演技の口コミは高評価なものが多いので、大奥シーズン2での演技も期待大。
本職の庭師にとどまらず、色々なフィールドで活動の幅を広げる村雨辰剛(むらさめたつまさ)の演技、注目ですね!
以上、NHKドラマ10大奥シーズン2の青沼役についてでした^^